ゾウの耳が大きいのは聴力向上のためなのか?

ゾウの耳はなぜ大きい?―「代謝エンジン」で読み解く生命の秩序と多様性




タイトル 「ゾウの耳はなぜ大きいのか?」

クリス・レイヴァース (著)
斉藤隆央 (訳)
早川書房


この本は、だれもが一度は疑問に思ったことがありそうな生物に関する疑問について生理学、進化論、バイオメカニズム、生態学を縦横無尽に駆け回りながら真実に迫っていく一冊です。


タイトルにもあるように、なぜゾウの耳が大きいのかということを検証してゆくのですが、潔いことにこの問題は比較的序盤で解決を見ることになります(笑)


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金メダルへの道は努力か、遺伝子か?

スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?──アスリートの科学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)



タイトル 「スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?」
デイヴィッド・エプスタイン (著)
川又政治 (訳)
ハヤカワ・ノンフィクション文庫


「将来はオリンピック選手になりたい」や「プロ野球選手になりたい」といった想いは誰もが持ったことのある夢ではないでしょうか。


同時にスポーツにのめり込んで、大会に出たりして周りと自分の実力を比べる機会が増えると、「自分は本当にこの競技に向いているのだろうか」という考えも頭をよぎるのではないでしょうか。


この本はそんな誰もが持ったことのある、しかし誰も確たる結論にまでは至っていない難題に挑んだ一冊です。

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ジャンル : 本・雑誌

私が「英語の早期教育は危険」だと思う理由

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タイトルにもあるように、個人的見解としては小学校低学年での英語学習は悪影響の方が大きいと思います。


下記の理由で世間一般で認識されている「英語至上主義」というものは、実はそれほどのものではないという自論にもとづき、そしてそんな英語のために幼少期の大事な時期を英語に費やしてしまう事に危険を感じます。


私の知らないところで下記の問題が解決されるような政策がとれているのなら、私は幼少期の英語教育に賛成してもいいかなと思います。



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テーマ : 英語・英会話学習
ジャンル : 学校・教育

マリー・アントワネット: 国を動かす「流行そのもの」

マリー・アントワネット ファッションで世界を変えた女




タイトル 「マリー・アントワネット ファッションで世界を変えた女」
石井美樹子
河出書房新社


「パンが無ければケーキを食べればいいじゃない」というセリフで有名なフランス王妃、マリー・アントワネット。


政略結婚の面が強い当時の婚姻事情の例に漏れることなく、オーストラリアのやんごとなき家柄の主であるマリア・テレジアの娘であるマリーは、フランスのルイ・オーギュスト(ルイ16世)の嫁として差し出されました。


当時どこの国でも共通していた認識の一つとして挙げられるのが「王妃は王の子供を産んで、後世へ血を残さなければならない」という事でした。実際にマリア・テレジアはマリー・アントワネットへの手紙に「すべて(両国の安寧のこと)はあなたにかかっているのです」と記されていたそうです。


子供を産むか否かで国レベルで影響する力を持っていたマリー・アントワネットですが、王妃として彼女は他の分野に関しても多大なる影響を及ぼしていました。


それが社交界、特にファッションの分野です。


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肺の解説書であり家庭の医学書的なヤツ

肺の話 (岩波新書)



タイトル 「肺の話」
木田厚端
岩波新書


1997年に出版された本書は、肺に関する解説を交えながら、そこから発生する疾患を紹介していく一冊です。今からおよそ20年前に出版された新書ですが、基本的な項目がしっかり取り上げられていて、あまり時代を感じさせない良書だと思います。

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サボテン狂である小説家が綴った多肉愛

シャボテン幻想 (ちくま学芸文庫)



タイトル 「シャボテン幻想」
龍膽寺 雄 (著)
ちくま学芸文庫



小説家でありサボテン研究家である龍膽寺氏のサボテンコレクションのカラー写真から始まるシャボテン愛あふれるサボテンエッセイ。


サボテン研究家として数冊の関連書籍を世に出しているだけに、その知識は豊富であり初心者にも理解しやすく記述され、サボテンに関してはズブのド素人である私でも「へぇ奥深いな」と言わしめる分かりやすい解説書の面を持っています。


例えば歴史面で印象に残ったのは、サボテンに含まれている麻薬的な成分を古代アステカや古代マヤの人々は儀式に活用されたことです。宗教儀式や生贄に捧げられる人に服用させることで痛みを和らげ、その間に生きたまま心臓を取り出すのだとか。

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コストコの一日招待券を使わず、会員登録した方がトクな4つの理由

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ゴールデンウィークだから、家に届いたOne day passという一日ご招待券を使ってコストコに行こうとしたんです。


コストコとは会員制の量販店で、本拠地はアメリカのシアトルにあるらしく、年会費を払うことで店内に入れるアッパーミドル層をターゲットにしたお店です。


年会費を払うのイヤだったから行かなかったんですが、ワンデーパスもらったんで試しに行こうとしたんです。


しかし、一日招待券に記載されているある項目に気づき、実際にお店に赴いてお店の人にウラを取り、どうもこれはワンデーパスを使うより会員登録した方が得かもしれないと思い至ったので、ためしに会員になってみることにしました。


「店員に言いくるめられたな」と言われればそれまでですが、でも相手のいうとおりこっち側にはメリットしかないと思ったんで、今回GWスペシャルということで紹介しようと思います(笑)

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シモ・ヘイへ:冬戦争に出現した「白い死神」

白い死神 (アルファポリス文庫)



タイトル 「白い死神」
ペトリ サルヤネン (著)
古市 真由美 (訳)
アルファポリス


第二次世界大戦において、ロシアとフィンランドの間で勃発したいわゆる「冬戦争」でロシアの前に立ちはだかった一人の兵士がいました。


その兵士こそ本書の主人公であるシモ・ヘイへ(シモ・ハユハ)であり、白い死神と恐れられたスナイパーです。

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ハトの「あの謎」を暴いたA級ニッチ本

岩波科学ライブラリー ハトはなぜ首を振って歩くのか





タイトル 「ハトはなぜ首を振って歩くのか」
藤田祐樹 (著)
岩波科学ライブラリー



この本は、何気ない疑問に思った事を調べた著者が書いた「なぜハト(だけでなく多くの鳥)が首を振りながら歩くのか」という事に迫った書です。


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ニコニコ民を震撼させたコンピューター将棋VS永世棋聖の全貌

われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る





タイトル 「われ敗れたり」
米長邦雄 (著)
中央公論新社


史上最年少14歳でプロ棋士になった藤井聡太四段。プロになってから連続14勝し、加藤一二三や羽生善治を下した実績、および対局内容は快挙としか言いようがありません


そんな興奮さめやまぬ現在の将棋界ですが、実は2012年にも似たようなセンセーションが巻き起こりました。


2012年にニコニコ動画で米長永世棋聖とポンピューター将棋「ボンクラーズ」の対局です。


この対戦を観戦するためにニコニコ生放送の有料会員の視聴者は34万人を超えて、無料会員を含めると100万人が視聴していたそうです。


私も生で見た訳ではありませんでしたが、この対決は相当話題を呼んだことを記憶しており、テレビでもいくつかのドキュメンタリー番組が放送されていたのを覚えています。


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ナショナリズム:トランプやヨーロッパ極右政党の原動力

ナショナリズム入門 (講談社現代新書)




タイトル 「ナショナリズム入門」
上村和秀 (著)
岩波現代新書



トランプ大統領がヒラリー・クリントンを破ってアメリカ大統領になったことは我々に衝撃をもたらしました。


しかし事はそれだけにとどまりませんでした。異議るのEU離脱、オランダ、フランス、デンマークなどヨーロッパの極右政党がトランプ大統領の影響で躍進しています。


この本は、こういった極右に属する人物たちが内に秘めているナショナリズム的な考えを初歩から学ぶために書かれた一冊です。


ナショナリズムを学ぶにあたり、まずは「ネイション」と言うものを遅疑する必要があります。しかしこのネイションと言うものを現在は包括的に定義できません。それぞれの国の文化や地理的条件により考え方が違うからです。


とはいえ、それを言ってしまえば永遠に議論が進まないので、有名な学者の定義をコンプライアンスとして用いているのが実際のところです。その一人がドイツの歴史学者であったフリードリヒ・マイネッケです。


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声に出して読むことで脳に与える影響とは?

脳と音読 (講談社現代新書)

タイトル 「脳と音読」
川島 隆太 (著)
安達 忠夫 (著)
岩波現代新書



人類が声を出さずに書物を読むようになったのは、ほんの最近のことで、それまでは声に出して読むという事が普通だったそうな…。


この本は二人の著者から作られた、音読と黙読をすることにより脳に与える影響を教育学と脳科学の観点から迫った一冊です。


もともと英語を勉強するにあたり、「どうすれば効果的に英語を話す訓練ができるか」という事を思案していた時に見つけた新書で、音読というキーワードにピンときた次第です。


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英語至上主義の日本教育に「これでいいのか」を突き付ける本

英語の害毒(新潮新書)



タイトル 「英語の害毒」
永井忠孝 (著)
中公新書



このブログはアニメを英語の吹き替えで観て、英語を勉強するというのがコンセプトの一つです。


ブログの他にも本屋さんをのぞいてみると、TOEICの参考書が平積みされて売れ行きも上々で、小学校低学年から英語を学ばせようという早期教育を政府は提言し、着々と進んでいます。


しかし、この本はそういった英語推進ムーブメントを英語圏の侵略と言ったニュアンスを含ませ、日本人が英語を習得しようとすることがいかに不利な事であり、対して英語圏に経済的な恩恵を与えているかを説いた一冊です。


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アウンサンスーチー: ビルマを民主化に導いた「将軍」の娘

アウンサンスーチーのビルマ――民主化と国民和解への道 (岩波現代全書)


タイトル 「アウンサンスーチーのビルマ」
根本 敬(著)
岩波現代全書



NLDのトップとして、そして現在は国家顧問として実質的なミャンマーのトッとして活動しているアウンサンスーチーに関する本です。


「独立の父」としてビルマで英雄視されたボウジョウ(将軍)アウンサンの娘であるアウンサンスーチーの生い立ちと、彼女が軍事政権を打倒するに至った彼女の活動と思想が詳細に書かれています。

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進撃の巨人の「アレ英語でなんて言うの?」

TVアニメ「進撃の巨人」Season 2 Vol.1 [Blu-ray]




「あの名言、英語ではどんな感じに訳されてんの?」


「あのアニメの用語、英語でなんて言うの?」


こういった素朴な疑問を解決するために、アニメの用語集(英語)という新しいカテゴリーを設けて紹介することとしました。


第一回目の今回は、マンガでもアニメでも爆発的人気を誇る「進撃の巨人」を取り上げます。


「進撃の巨人」を英語吹き替えで観るにあたり、コレを抑えないと話が分からないだろうなというのを兵団巨人に分けて紹介していきます。


また、ボクが運営する他のブログでもオーバーロードの「アレ英語で何て言うの?」という記事を書きましたので、ぜひ遊びに来てください。


最後にオマケもありますので見てください。



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パレードの法則:原因の20%が結果の80%を形作る法則

新装版 楽して幸福を手に入れる 80対20の法則 生活実践編




タイトル 「新装版 楽して幸福を手に入れる80対20の法則」

リチャードコッチ(著)
高遠裕子(訳)
阪急コミュニケーションズ



リチャード・コッチのロングセラー作品「人生を変える80対20の法則」の生活実践版です。


子飼弾氏が書かれた「空気を読むな、本を読め」に、二時間ほど働けばあとは遊ぶべきだという主張の根拠を80対20の法則に依拠していたことに興味をもって、この本を手に取りました。



478160238X空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)
小飼 弾
イースト・プレス 2009-10-22

by G-Tools




本書の趣旨は、タイトルにもあるように「原因の20%が結果の80%を占めている」という経験則が色々なところに見られることを鑑みて、それを生活の中から見つけ出し、実用面に活かそうというものです。

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ジョーカーゲーム: 諜報の怪物がタバコをねだる瞬間

"Give me~"を使わないで「~をください」と言う方法があります。


これはJOKER GAMEの第一話で、佐久間がスパイ養成所である「D機関」で訓練生とポーカーをした後、訓練生らが遊んでいたポーカーの本質を明かす際に登場します。


回想で佐久間のカードをのぞき見ていた訓練生の一人が自分のタバコが切れたことに気づくと、


"Hey, somebody bum me a smoke."


と言いました。



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©柳広司・KADOKAWA/JOKER GAME ANIMATION PROJECT




"Bum me"とはどういう意味なのでしょうか。

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則天武后:中国の歴史上、最初で最後の女帝

則天武后 (講談社学術文庫)




タイトル 「則天武后」
氣賀澤 保規 (著)
講談社学術文庫


これは中国史上初の女帝となった則天武后の壮絶な一生を追った一冊です。


則天武后は14歳の時に、中国の宮中へ奉仕へ上り、太宗に奉仕しましたが、彼女が20代の半ばであった時に、太宗が危篤状態に陥り、そこで出会った皇太子の高宗李治に見初められ、彼女は30代の半ばになるまでに、太宗との間に2人の男の子と、一人の女の子を生みました。


そのころ、高宗の后である王氏と、后の次の地位にいる簫氏の間で女の熾烈な争いが繰り広げられていた。王氏は高宗の妃であったにも関わらず、長男を生むころができず、それが男の子を生んだ瀟氏のつけ入るスキを与えてしまっていたのです。


そこで王氏は簫氏を蹴落とすために、高宗の目を則天武后に向けさせることにしたのです。


これが則天武后の躍進の始まりとなりました。言い方を変えると、王氏と簫氏の不幸の始まりとなりました。

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ヒトラーの右腕として世界に名を轟かせたプロパガンダの怪物

ゲッベルスとナチ宣伝戦―一般市民を扇動する恐るべき野望 (光人社NF文庫)



タイトル 「ゲッベルスとナチ宣伝戦」
広田厚司(著)
光人社NF文庫


第二次世界大戦においてドイツを率いた独裁者で知られるヒトラーを、一人の側近が支えていました。


それがヨゼフ・ゲッベルス、プロパガンダの怪物として世界に、そしてドイツ人に恐れられた人物です。

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ゆっくり話すネイティブ英語が理解できない理由

小学生でも知ってる単語でゆっくり話してるのに、ネイティブの英語がほとんど理解できない


という経験はありませんか?


私は外資系に勤めているため、上司や顧客はアメリカ人が多く、私はほぼ毎日のように経験しています。


上司も日本に赴任して大分時間が経っているので、ゆっくり簡単な英語で話そうと努力しているのは分かるのですが…でも、分からないものは分からない(笑)


皆さんもTOEICやセンター試験のリスニングテストでは割としっかり聞き取れるけど、外国人のなにげない一言がさっぱりということはありませんか?


今回は私の体験や同僚の意見をもとに「あぁ、これだから理解できないのかな」と自分なりに説得力を持った理由を紹介していきます。


色々な動機で英語を勉強する方がいらっしゃると思いますが、私の考察もぜひ考慮に入れてみて、これから英語を学ぶ際に役立てていただければと思います。


私は簡単な単語でゆっくり話しているはずのネイティブ英語が理解できない理由は、大きく分けて3つあると思います。なお、緊張するから、むずかしい英単語を知らないから、は外します。

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プロフィール

くりーぴーホワイト

Author:くりーぴーホワイト
外資系企業に就職したものの、上司の英語が全く理解できないため、英語吹き替えアニメで英語学習する方法を発案して実行中。読書メモも兼ねてなるべく頻繁に更新するよう努めている今日この頃。

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