ガールズ&パンツァーの「アレ英語でなんて言うの?」

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© GIRLS und PANZER Projekt




3回目の「アレ英語で何て訳すの?」はガールズ&パンツァーを取り上げます。


映画やら最終章やらでいまだに根強い人気を誇るガルパンですが、なあなかどうして英語の勉強にもなります。

今回は 登場人物のセリフ を中心に紹介していきます。


(1) 戦車道 "Tankery"

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Tankeryは造語 で実際には存在しません。字幕では "Sensha-do" と日本語を取り入れていますが、吹き替え版では Caligrapgy (書道)、Photography (フォトグラフィー) のように戦車を使って活動する感じのニュアンスに仕上がっています。


ちなみに他の科目は以下の通りに訳されています。

合気道:Aikido
茶道:Tea ceremony
華道:Flower arrengment
香道:Incense
忍道:Ninja
剣道:Kendo
求道:Kuu-do
仙道:Magic



Kendo や Kyuu-do のようにハイフンがある時とないときの違いが分かりません。


仙道が"Magic" と訳されてるのはギャグなのか翻訳家が燃え尽きた残骸なのか分かりません。



(2) 行動不能 "Non-operational"

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Operationalは「使用できる、運転可能な」 という意味で、Nonが付くことで反対の意味になります。審判が「~車、行動不能!」と言った際はだいたいNon operationalと判定します。


ちなみに生身の人間が格闘ゲームなどで戦って倒れた時はFaint (倒れる)を多用します。この場合審判は "~ has fainted" と言った場合、「~が戦闘不能」みたいなニュアンスで使われます。



(3) 「砲撃はじめ!」 "Begin bonbardment!"

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Bombardmentは 「砲撃、衝撃」 という単語です。大砲や爆撃機から繰り出される爆発したりする雰囲気の武器でよく使われます。


ちなみに戦闘開始の掛け声でよく使われるのが"Charge!" 「突撃!」"Fire!" 「発射!」です。


砲撃はじめ!でFire!使えるんじゃね?と思えそうですが、Fireはピストルなど小型の兵器で使われるイメージです。ロケットランチャーはギリギリFireの範疇のようです。



(4) 「そこが腕の見せどころかな」
 "That's where tactics and skills comming"

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われわれ日本人からするとパッと思いつかない表現です。直訳すると「そこが戦略とスキルが入ってくる場所」という意味になりますが、Whereがついてるあたり「どこだよ」と言いたいところです。


つまり、敵のフォーメーションを破るのに必要な時や場所に対して「戦略とスキルが介入してくる」という考え方なんでしょうね。


(5) 「パンツのアホー!?」 "Panties did what now!?"

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茅野 愛衣に「パンツ」と言わせた名場面です。英語では「アホ」が取り入れられることはなく、訳すと「パンツが何やったって!?」となります。


文中にNowが入っていますが、おそらくこれは「今」を強調しているわけではなく、韻を踏んでいる可能性が高いです。アニメの尺の関係もあると思いますが、Nowを入れることでリズムがしっくりくるようです。



(6) 「辞世の句を詠むな!」
 "It is not a time for parting haiku!"


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Partingは「告別、離別」という意味で、これにHaikuをつなげることで「別れの俳句」と言ったところでしょうか。


「辞世の句」という考えはおそらく日本だけだと思いますが、「遺言」などと安直に訳さなかったところに翻訳家の配慮が見えますね。



(7) 「今以上に思った事はない、回転砲塔が欲しいと!」
 "I have never felt I want a rotating turrent more than I do now!"



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長い文です。吹き替え版の声優も尺ギリギリまで使って言っています。砲塔は英語でTurrentと言い、Rotating turrentで「回転砲塔」という塩梅なんですね。


印章に残ったのが、プラウダ戦で3突がフラッグ車を追いかけていた際に「回る砲塔が欲しい」と言った場面です。この場面で"Rotating turrent" を使わず "I wish our turrent turned"と言ったところに芸の細かさを感じました。


オマケ: ケイの"Everybody go ahead!"が不採用の件について

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まことに遺憾ながらケイが発言したEverybody go ahead!が吹き替え版では使われませんでした。


Go aheadは直訳すると「前に進め」という意味ですが、実際は「お先にどうぞ」というニュアンスで使われるからです。

これでは微妙に場にそぐわないと思ったのでしょう。吹き替え版は"All tanks, full advance!"と訳されていました。


Full advance!とすることで、確かに「よっしゃ全力でアドバンスだぜ!」みたいな感じにならなくもないです(適当)。


英語でもこの言い回しはあまり聞くことはなく、英語も簡単な単語を並べればある程度は融通が利くんだなと思いました。
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テーマ : 英語
ジャンル : 学問・文化・芸術

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くりーぴーホワイト

Author:くりーぴーホワイト
外資系企業に就職したものの、上司の英語が全く理解できないため、英語吹き替えアニメで英語学習する方法を発案して実行中。読書メモも兼ねてなるべく頻繁に更新するよう努めている今日この頃。

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