10億ドルのスパイ、名はトルカチェフ

最高機密エージェント: CIAモスクワ諜報戦




タイトル 「最高機密エージェント、CIAモスクワ諜報戦」


(著)デイヴィッド・E・ホフマン
(出版)原書房


陸軍中野学校出身のスパイ然り、ドイツが生んだ怪物暗号機エニグマ然り、スパイ活動を含む情報戦が第二次世界大戦において勝敗に大きく影響を及ぼしたのは誰もが認めることだと思います。


しかし、世界大戦が終結したあともアメリカと旧ソヴィエトが一触即発の状況にあった時期があります。冷戦期です。


あからさまな戦闘こそなかったものの、水面下では少しでも敵国よりも優位に立とうと激烈な戦いが巻き起こっていました。その戦いこそがスパイを駆使した諜報戦であり、その中心人物がこの本の主人公であるCIAモスクワエージェント、アドルフ・トルカチェフです。


続きを読む

スポンサーサイト



テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

何年たってもブレないホリエモンの信念、この本が証明する

多動力 (NewsPicks Book)



タイトル 「多動力」
(著) 堀江貴文
NewsPicks Book


今まで何冊出したか分からないほど本を出版しているホリエモンこと堀江貴文氏が書いた本です。


堀江氏は何年も前から本を出版していますが、本の内容は驚くほど似ています。堀江氏もそのことには言及していて、おそらく「同じことを書いてるだけなのに、あまつさえベストセラーになるんだからチョロいな」っていう気持ちでいるんじゃないのかなと思います(笑)


しかし恥ずかしい話、こうして似たような内容だと知っていて彼の本を買ってしまう私は、どこか彼のライフスタイルに憧れに近いものがあって、自分でもできる箇所が無いかなと探しているような気がするのです。


続きを読む

テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

FGO柳生宗矩が使う宝具の元ネタ本

剣禅一如―沢庵和尚の教え



タイトル: 「剣禅一如」

著者: 結城令聞
出版: 大東出版社


fate/ Grand Orderに登場するセイバー「柳生但馬守宗矩」の剣道の思想について書かれた本です。


柳生但馬守の宝具の演出がメチャメチャかっこよくて、ガチャ60回まわしてでも柳生欲しいと勇んで見事に爆死した私ですが、彼のコンセプト自体はこうして本からもらう事が出来たので良しとします。(負け惜しみ)


タイトルから察して「きのこはコレをパクッたんじゃないか?」と思いましたが、「剣禅一如」や「剣術無双」はどうやら昔から言われていたようです。

続きを読む

テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

ハダカデバネズミ:哺乳類で稀有な真社会生物

〈生きもの〉 ハダカデバネズミ-女王・兵隊・ふとん係 (岩波科学ライブラリー)




タイトル 「ハダカデバネズミ 女王・兵隊・布団係」

吉田重人・岡ノ谷一夫 (著)

岩波科学ライブラリー



私の周りで「ハダカデバネズミ」というワードがささやかれるようになったのは大体10年くらい前だったから2010年前後だったと思います。その頃にテレビの番組で紹介されたハダカデバネズミを観た時は、少なからず衝撃を受けた覚えがあります。


この本はそのハダカデバネズミの特徴、生態や行動様式について詳しく書かれています。


ハダカデバネズミは哺乳類としては珍しい真社会性を基に生活しています。アリやハチのように女王をヒエラルキーの頂点に据えて、その下に王様ネズミ、兵隊ネズミ、働きネズミと続きます。女王や王様以外は繁殖行動をとらず、なんなら敵が来たら自ら命を投げ出してでも群れを守ろうとします。

続きを読む

テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

トマ・ピケティ、貧富の差の本質を突く衝撃本

21世紀の資本



タイトル 「21世紀の資本」

(著)  トマ・ピケティ
(訳)  山形浩生、守岡桜、森本正史


マルクス資本主義理論によると、「世界の資本は貧富の差が徐々に縮まっていき、最終的には一つ(全員が同じ水準に)落ち着く」と主張しました。


しかしマルクスの死後から約150年が経過して21世となり、一人の経済学者が 「どうもマルクスの言っている事とは違う方向に世界が動いてるな」 と様々なデータから導き出しました。


それが本懐紹介する本、「21世紀の資本」です。

続きを読む

テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

己の想像力の限界を試したSF小説

地球の長い午後 (ハヤカワ文庫 SF 224)


タイトル 「地球の長い午後」
ブライアン・オールディス (著)
ハヤカワ文庫


食わず嫌いに近いかんじで、今までSF小説を読まなかったが、「スターウォーズ」や「猿の惑星」、「ブレードランナー」といった大ヒット映画がじつは原作が小説だったという衝撃の事実をさいきん知り、なんとなく手に取った。

続きを読む

テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

日本のハードボイルド小説の金字塔

野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)



タイトル 「野獣死すべし」
大藪春彦


この本は1958年から連載が開始された大藪春彦の小説、「野獣死すべし」の作品集である。


ハルピンで生まれた主人公、伊達邦彦は父が経営していた会社が倒産。その際に戦争が勃発し、道端に転がる死体を横目に北京、奉天、新東、平壌と流れ、朝鮮軍、ロシア軍の管理下に置かれた。

続きを読む

テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

生物の機能美を幅広く紹介したベストセラー本

ウニはすごい バッタもすごい - デザインの生物学 (中公新書)



タイトル 「ウニはすごい、バッタもすごい」

本川達雄(著)
中公新書


「ゾウの時間、ネズミの時間」でおなじみの本川達雄氏が出版した一冊です。


上記の本は哺乳類の代謝エンジンを中心に言及していましたが、今回は昆虫や魚、哺乳類の生態と言った分野を幅広く取り扱った生物学の入門書と位置づけすることができる本です。


この本は特定の生物に限定することなく言及していますが、わたしは哺乳類の項目よりも、むしろ昆虫と魚の分野で取り扱われた”クチクラ”と”キャッチ筋”という物質が印象深かったです。

続きを読む

テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

「留学すれば英語が話せるようになる」を考え直させる一冊

留学で人生を棒に振る日本人―“英語コンプレックス”が生み出す悲劇 (扶桑社新書)



タイトル 「留学で人生を棒に振る日本人」

栄陽子(著)
扶桑社


「留学すれば英語力が上がる」


「自身を英語漬けにできる環境を作るには留学が一番」


私たちが持っている留学のイメージはこんな感じではないでしょうか?


もちろん留学することにより、机上で学ぶ英語では習得できないスピーキングや実践的な英語を学ぶことができることは言うまでもありません。

続きを読む

テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

「生物ピラミッド」という概念を揺るがしにかかる植物本

植物は<知性>をもっている 20の感覚で思考する生命システム




タイトル 「植物は知性を持っている」

ステファノ・マングーソ+アレッサンドラ・ヴィオラ (著)
久保耕司 (訳)
NHK出版


ここ数百年における目覚ましい植物研究によって新たな事実が次々と発見されています。


その衝撃的な発見によってこの本の著者はある結論に達しました。それがこの本のタイトルにもなっている「植物は知性を持っている」ということです。


続きを読む

テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

行き着くとこまで行き着いた男が言う「じゃあ辞めればいいじゃない」の重み

好きなことだけで生きていく。 (ポプラ新書)



タイトル 「好きなことだけで生きていく」

堀江貴文(著)
ポプラ新書


以前の「働かないことを提案する三冊」の記事」で紹介した「99%の会社はいらない」に続き、ホリエモンは新しい本をこの一ヶ月ほどで二冊出版し、その一冊がこの本です。


続きを読む

テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

ゾウの耳が大きいのは聴力向上のためなのか?

ゾウの耳はなぜ大きい?―「代謝エンジン」で読み解く生命の秩序と多様性




タイトル 「ゾウの耳はなぜ大きいのか?」

クリス・レイヴァース (著)
斉藤隆央 (訳)
早川書房


この本は、だれもが一度は疑問に思ったことがありそうな生物に関する疑問について生理学、進化論、バイオメカニズム、生態学を縦横無尽に駆け回りながら真実に迫っていく一冊です。


タイトルにもあるように、なぜゾウの耳が大きいのかということを検証してゆくのですが、潔いことにこの問題は比較的序盤で解決を見ることになります(笑)


続きを読む

テーマ : 読書メモ
ジャンル : 本・雑誌

金メダルへの道は努力か、遺伝子か?

スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?──アスリートの科学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)



タイトル 「スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?」
デイヴィッド・エプスタイン (著)
川又政治 (訳)
ハヤカワ・ノンフィクション文庫


「将来はオリンピック選手になりたい」や「プロ野球選手になりたい」といった想いは誰もが持ったことのある夢ではないでしょうか。


同時にスポーツにのめり込んで、大会に出たりして周りと自分の実力を比べる機会が増えると、「自分は本当にこの競技に向いているのだろうか」という考えも頭をよぎるのではないでしょうか。


この本はそんな誰もが持ったことのある、しかし誰も確たる結論にまでは至っていない難題に挑んだ一冊です。

続きを読む

テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

マリー・アントワネット: 国を動かす「流行そのもの」

マリー・アントワネット ファッションで世界を変えた女




タイトル 「マリー・アントワネット ファッションで世界を変えた女」
石井美樹子
河出書房新社


「パンが無ければケーキを食べればいいじゃない」というセリフで有名なフランス王妃、マリー・アントワネット。


政略結婚の面が強い当時の婚姻事情の例に漏れることなく、オーストラリアのやんごとなき家柄の主であるマリア・テレジアの娘であるマリーは、フランスのルイ・オーギュスト(ルイ16世)の嫁として差し出されました。


当時どこの国でも共通していた認識の一つとして挙げられるのが「王妃は王の子供を産んで、後世へ血を残さなければならない」という事でした。実際にマリア・テレジアはマリー・アントワネットへの手紙に「すべて(両国の安寧のこと)はあなたにかかっているのです」と記されていたそうです。


子供を産むか否かで国レベルで影響する力を持っていたマリー・アントワネットですが、王妃として彼女は他の分野に関しても多大なる影響を及ぼしていました。


それが社交界、特にファッションの分野です。


続きを読む

テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

肺の解説書であり家庭の医学書的なヤツ

肺の話 (岩波新書)



タイトル 「肺の話」
木田厚端
岩波新書


1997年に出版された本書は、肺に関する解説を交えながら、そこから発生する疾患を紹介していく一冊です。今からおよそ20年前に出版された新書ですが、基本的な項目がしっかり取り上げられていて、あまり時代を感じさせない良書だと思います。

続きを読む

テーマ : 読書メモ
ジャンル : 本・雑誌

サボテン狂である小説家が綴った多肉愛

シャボテン幻想 (ちくま学芸文庫)



タイトル 「シャボテン幻想」
龍膽寺 雄 (著)
ちくま学芸文庫



小説家でありサボテン研究家である龍膽寺氏のサボテンコレクションのカラー写真から始まるシャボテン愛あふれるサボテンエッセイ。


サボテン研究家として数冊の関連書籍を世に出しているだけに、その知識は豊富であり初心者にも理解しやすく記述され、サボテンに関してはズブのド素人である私でも「へぇ奥深いな」と言わしめる分かりやすい解説書の面を持っています。


例えば歴史面で印象に残ったのは、サボテンに含まれている麻薬的な成分を古代アステカや古代マヤの人々は儀式に活用されたことです。宗教儀式や生贄に捧げられる人に服用させることで痛みを和らげ、その間に生きたまま心臓を取り出すのだとか。

続きを読む

テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

シモ・ヘイへ:冬戦争に出現した「白い死神」

白い死神 (アルファポリス文庫)



タイトル 「白い死神」
ペトリ サルヤネン (著)
古市 真由美 (訳)
アルファポリス


第二次世界大戦において、ロシアとフィンランドの間で勃発したいわゆる「冬戦争」でロシアの前に立ちはだかった一人の兵士がいました。


その兵士こそ本書の主人公であるシモ・ヘイへ(シモ・ハユハ)であり、白い死神と恐れられたスナイパーです。

続きを読む

テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

ハトの「あの謎」を暴いたA級ニッチ本

岩波科学ライブラリー ハトはなぜ首を振って歩くのか





タイトル 「ハトはなぜ首を振って歩くのか」
藤田祐樹 (著)
岩波科学ライブラリー



この本は、何気ない疑問に思った事を調べた著者が書いた「なぜハト(だけでなく多くの鳥)が首を振りながら歩くのか」という事に迫った書です。


続きを読む

テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

ニコニコ民を震撼させたコンピューター将棋VS永世棋聖の全貌

われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る





タイトル 「われ敗れたり」
米長邦雄 (著)
中央公論新社


史上最年少14歳でプロ棋士になった藤井聡太四段。プロになってから連続14勝し、加藤一二三や羽生善治を下した実績、および対局内容は快挙としか言いようがありません


そんな興奮さめやまぬ現在の将棋界ですが、実は2012年にも似たようなセンセーションが巻き起こりました。


2012年にニコニコ動画で米長永世棋聖とポンピューター将棋「ボンクラーズ」の対局です。


この対戦を観戦するためにニコニコ生放送の有料会員の視聴者は34万人を超えて、無料会員を含めると100万人が視聴していたそうです。


私も生で見た訳ではありませんでしたが、この対決は相当話題を呼んだことを記憶しており、テレビでもいくつかのドキュメンタリー番組が放送されていたのを覚えています。


続きを読む

テーマ : 読書メモ
ジャンル : 本・雑誌

ナショナリズム:トランプやヨーロッパ極右政党の原動力

ナショナリズム入門 (講談社現代新書)




タイトル 「ナショナリズム入門」
上村和秀 (著)
岩波現代新書



トランプ大統領がヒラリー・クリントンを破ってアメリカ大統領になったことは我々に衝撃をもたらしました。


しかし事はそれだけにとどまりませんでした。異議るのEU離脱、オランダ、フランス、デンマークなどヨーロッパの極右政党がトランプ大統領の影響で躍進しています。


この本は、こういった極右に属する人物たちが内に秘めているナショナリズム的な考えを初歩から学ぶために書かれた一冊です。


ナショナリズムを学ぶにあたり、まずは「ネイション」と言うものを遅疑する必要があります。しかしこのネイションと言うものを現在は包括的に定義できません。それぞれの国の文化や地理的条件により考え方が違うからです。


とはいえ、それを言ってしまえば永遠に議論が進まないので、有名な学者の定義をコンプライアンスとして用いているのが実際のところです。その一人がドイツの歴史学者であったフリードリヒ・マイネッケです。


続きを読む

テーマ : こんな本を読んだ
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

くりーぴーホワイト

Author:くりーぴーホワイト
外資系企業に就職したものの、上司の英語が全く理解できないため、英語吹き替えアニメで英語学習する方法を発案して実行中。読書メモも兼ねてなるべく頻繁に更新するよう努めている今日この頃。

最新記事
カテゴリ
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる